ホンダ(7267)とGMが米国で合弁会社設立について

ブログ:黒岩が斬る!!

ホンダと米ゼネラル・モーターズ(GM)は30日、2020年をめどに米国で燃料電池車(FCV)の基幹部品を共同生産すると発表した。総額8500万ドル(約97億円)を折半出資し合弁で生産会社を設立、新規に約100人を雇用する。トランプ米大統領が日本との自動車貿易を批判するなか、ホンダは米国との関係強化に動いた形だ。

http://www.nikkei.com/article/DGXLASDZ30I5W_Q7A130C1MM8000/

このニュースを聞いた最初の印象は、「トヨタに続きホンダもご機嫌取りか」である。米国内での雇用増に貢献することをアピールすることで、日本の自動車メーカーに対する風当たりを避ける目的があると思われる。たった、97億円の投資で規制を免れるのであれば「安い」という経営判断も働いたのだろう。

ただ、そういった個別案件よりも、全体的には燃料電池車と電気自動車という次世代エコカーの戦いの方が重要である。

どうしてもIoT、AI、ビックデータなどの流れから行けば、「電気自動車」の方が圧倒的に有利に見える。最終的にはグーグルが人が不要な完全自動運転車を開発し、各自動車メーカーはその下請けになるというのがメインシナリオだ。そのときあえてリスクのある燃料電池車を普及させる必要がるのか、という疑問が先に立つ。水素の取り扱いが難しいほか、水素ステーションの普及にもまだ時間がかかりそう。そのようななか、自動車に搭載する電池性能が格段にアップし、AIによる画像認識技術も進歩しているのであれば、統一動力源としての「電気」が優れているのは明白である。そのようななかでのホンダ・GMのFCV共同生産だ。かつてのビデオ仕様における「VHS・ベータ競争」を彷彿させるものがあり、すでに「勝負あった」ような感じにも見える。ある意味、将来的にお荷物になりそうな燃料電池分野を早々に国内から切り離し、それで「米国でのご機嫌取りができれば安いもの」――そんな思惑も見え隠れしてしまう。

日本の自動車メーカーの命運は、いかにグーグルに取り入れられるかにかかっている。自社による自動運転車の開発はそこそこにし、「下請け」としての覚悟をそろそろ決めた方が良さそうだ。それが「唯一の生き残る道」と考える。

 

 

“ホンダ(7267)とGMが米国で合弁会社設立について” への2件のフィードバック

  1. 以前、S高研究委員会でも取り上げられていた、日本一ソフトウェアを1360円で買いました

    株は初心者のレベルで、下げた局面を想像すると怖いですが、「DDSのように上値に挑戦するのではないか」っと勝手に判断しました

    黒岩先生はこれからどうなると予想しているでしょうか?

    宜しくお願い致します

    1. E-kabu運営事務局です。

      ご質問を採用させて頂きました。

      黒岩先生からの回答の時期は記事掲載をもって発表とさせて頂きます。予めご了承下さい。

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