ソフトバンクG、米投資会社フォートレスを過去最大規模で買収

ブログ:黒岩が斬る!!

[参考]
http://jp.reuters.com/article/softbank-fortress-idJPKBN15U00E
ソフトバンク(9984)というと、我々にとっては「携帯・スマホ会社」であるが、実際には傘下に多くの企業を抱える「投資ファンド的な会社」というのが実態だ。その会社が「投資ファンドを買う」ということは、さらにそういった流れが加速することになる。

ソフトバンクの孫社長は、10兆円規模のファンドを設立すると宣言しており、そしてトランプ大統領には米国への5兆円の投資を約束した。

今回の米投資会社フォートレスの買収は、その「手付金」という意味合いが強いのだろう。トランプ大統領との約束は早期に実現することで、「有言実行」「ソフトバンクはいい会社」というイメージを植え付けたいのであろう。

実際の買収金額はややプレミアムが高いと言われており、株価は足元軟調な値動きとなっている。

ただ、フォートレスが抱える未実現利益などを含めると、「そう割高ではない」という評価もある。

この辺に関しては、「東芝」じゃないが、時間が経過してみなければ分からない。

そもそも孫社長の設立する「10兆円ファンド」の半分近くはサウジのマネーだ。原油安に苦しむサウジアラビアが、「原油生産以外で儲けなければならない」として始めたものである。これまで原油価格は、アメリカのシェール企業との競争もあり、下落の一途を辿ってきた。その結果、サウジなどの産油国の財政を圧迫しており、このようなファンド設立の流れとなっている。そしてその資金がアメリカへと流入。「中東産油国VS米シェール企業」という構図があっただけに、なんとなく「皮肉な結果」と言えよう。

「石油はあと40年で枯渇する」なんて言っていた日々が懐かしい。「そもそも原油は無機的なものであり、マントルから染み出している」――そういった説もあるほどだ。「原油価格を高値安定させて儲けたい」という「石油業界のウソ」がバレ始めているということなのだろう。「温暖化ビジネス」「原発ビジネス」で儲けようとする人たちと同種ということになる。

話は逸れてしまったが、そういった意味でソフトバンクは「巨大な投資会社」という位置付けを確立しようとしている。なので、その投資成績は時間が経過してみないと分からない。ある意味、将来的には日経平均やTOPIXのような指数と同じ動きをする可能性が高く、「ソフトバンク株は指数化している」とも言えるだろう。傘下企業、投資先企業が増えれば増えるほど、その色彩は濃くなると思われる。

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