[日米経済対話]二国間交渉の圧力と円高懸念

ブログ:黒岩が斬る!!

[参考URL]

【朝日新聞】
http://www.asahi.com/articles/ASK4K4WTWK4KULFA026.html
【Bloomberg】
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2017-04-17/OOJPP26JTSEA01

 

日米経済対話の米国側の目的は、対日貿易赤字の削減によって、米国内の産業を保護することである。なので、基本的には円安・ドル高を是正し、米国への輸入品には関税をかけ、輸出品は非関税にするというのが基本方針。なので、米国は日本に対してかなりのプレッシャーをかけてくると思われる。

本来ならば「TPP」が発効する予定であったが、トランプ政権の誕生によって、ヒラリー派などのグローバリストの思惑は消滅。「国民第一主義」を掲げるトランプ政権が、直接、日本への圧力を強めることになる。基本的には日本は「属国」であり、「言うことを聞かざるを得ない」という立場にあるのだろう。

なので、相場に対する影響としては、為替は円高方向へ、輸出企業の利益は減少することになる。株価にとってはマイナスなので、日米経済対話だけの材料でみれば、相場はそちらの方向に動かざるを得ない。

実際、日本の経常黒字の蓄積の経緯から、為替が円高方向に動くのが論理的である。足元の円安というのは金利差に注目したものであり、それが是正される可能性が極めて高いのだ。

あと重要なのは、トランプ政権とFRBとの関係。空席だった理事の席に、トランプ氏の息のかかった人間が座ることで、金融は「緩和色」が強くなりそうだ。これがドル安に拍車をかけ、円高・株安の要因になり得る。北朝鮮に対する地政学的リスクの高まりと合わせ、弱気相場はしばらく続きそう。

 

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