イエレンFRB議長、米議会証言「資産縮小は年内に開始」

ブログ:黒岩が斬る!!

[参考URL]

【日本経済新聞】
http://www.nikkei.com/article/DGXLASGM12H8J_S7A710C1000000/

イエレンFRB議長が「保有資産の縮小」について言及したことは、市場では想定通り。「金融の正常化」「出口」に向けて、着実に前進していくという意味であろう。

そもそも、FRBが資産を膨らませたのは、08年リーマンショック以降。金融機関などの救済のために、国債や証券化商品を買い取り、バランスシートを膨張させたのだ。中央銀行の資産拡大は、金融市場への資金供給を意味することから、これが危機を救った大きな要因となっている。

もちろん、この巨額な金融緩和は、副作用を伴うもの。ドルの価値を低下させることになり、FRBの信用問題に発展する可能性があった。

FRBというのは「中央銀行」となっているが、正確には「私立銀行群」である。1民間機関であり、その点を勘違いしてはならない。ドルの通貨発行権を牛耳り、それを支配の道具として使っている民間機関である。

なので、彼らの既得権益を維持するためには、ドルが紙くずになることを避けなければならない。その価値を保つために使われているのが「利上げ」という手段である。

通貨というのは、基本的に「相対的なもの」。金利が高い方が、買われやすい傾向がある。「お金は高い方へ流れる」――一般的にはそう説明されている。

なので、ドルの通貨価値を上げるためには、「利上げをほのめかす」のがもっとも手っ取り早い。資産縮小という実弾を回収するより、実際に利上げをしなくても、「利上げをする」と発言するだけで、その通貨は上昇する傾向がある。それは国際金融市場で「金利裁定」が働くからであり、その効果をFRBは狙っている。日本や欧州よりも、より強い金利引き上げ見通しを立てれば、金利裁定によって通貨が上昇するのだ。

なので、今回のイエレン議長の議会証言はそれを意識してのもの。経済や金融の健全性をアピールしながら、緩やかな利上げを示唆する――それが最も効果的と判断しているのだ。

我々はこういったパフォーマンスをまともに受け取ってはいけない。なぜならば、もともと各国が行っている「異次元金融緩和」は「出口のないお化け屋敷」だからだ。決して脱出することはできない「底なし沼」なのである。「出口がある」という希望を抱かせることによって、現行の金融システムを維持しているだけである。

なので、イエレン議長の「立ち回り」「演技」が上手であれば、それは思惑通り「ドル高・円安」が進行し、日本株市場にとって輸出関連株中心にプラスとなる。逆に演技が下手だと、そういった銘柄が売られることになる。「議会証言」というパフォーマンスの良し悪しが日本の株価を決定しているのだ。

 

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