[参考URL]
【NHK~“日米韓連合”中核の米投資ファンドと覚書~】
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20170913/k10011137581000.html
東芝が今、行っているのは「条件闘争」である。半導体子会社をどの陣営に売却するにしても、「より良い条件で」と思っているのだ。ウエスタンデジタル(WD)の条件が思いのほかきつかったので、戦略的に「日米韓連合」に話を投げたのである。これによって「WDが少しでも折れてくれれば」と考えているのだ。
東芝が求めているのは、①3月末までに債務超過を解消すること、②経営権を奪われないこと――大きくはこの2点である。だから、もしWDの横やりが入って、売却時期が先延ばしになることを絶対に避けなければならない。そういった意味でWDは裁判所への申し立てを行っており、東芝の生殺与奪の権を握っていると言えよう。なので、最終的にWD陣営に売却される可能性が高いと考えたい。条件を緩和した形で、東芝との交渉が進められると思われる。
ただ、いずれの陣営に売却するにしても、東芝の「生き残り」は確定的であると思われる。すったもんだで「売却が間に合いませんでした」という最悪の事態は避けられるに違いない。その場合、株価は上昇する確率が高い。とりあえず「延命」ということになれば、上場廃止や経営破綻を予想していた投資家の買い戻しが期待できるからだ。持続的な上昇になるかは疑問だが、ひとまず買い戻しの動きが優勢となるだろう。400円台乗せはそう難しくないと考えたい。
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