本日の日経平均は200.46円高の21155.18円で取引を終了した。朝方はもみ合いスタートとなったが、SQ(20957.62円)を突破したあとは、さらに上値を試す動き。後場に入ってから上昇幅を拡大させた。上昇の牽引役となったが、指数寄与度の大きいファストリ(9983)。5%以上の上昇となっており、1銘柄だけで日経平均を70円ほど押し上げた。そのほかソフトバンク(9984)が一時1万円の大台乗せ。個人投資家、機関投資家に人気のある銘柄が揃って上昇しており、相場の盛り上げ役となった。
昔、「風船オジサン」という人がいた。無数の風船を動力源に、大空に向けて羽ばたいてった人物だ。最初は1個や2個割れたって、すぐに落下することはないだろう。しかし、いったん下降し始めると、浮力が急速に失われてしまう。加速度的に落下することが予想されるのだ。いまの相場は、最初の気持ちいい空の旅。最後の悲劇的な落下を想像できないほど優雅だ。