[質問]ズバリ日本経済がよくなるためにはどうなればいいですか?

教えて!!黒岩先生

[質問全文]
黒岩先生、いつも楽しく読ませて頂いています。株とちょっと違う話かもしれませんが質問させて下さい。ズバリ、今の日本経済はどうなればよくなりますか?今の日本の企業が潤っているのかどうかわかりませんが、少なくとも一般のサラリーマンの給与は上がらず、消費もされていません。構造的にどうなれば理想でしょうか?安倍政権になって株はあがっても、国民の生活自体はあまり変わってないように思えます。黒岩先生のご意見をお聞かせ下さい。(by 36歳会社員 様)

[回答]

ご質問ありがとうございます。

前にも同じようなことを書いたかもしれませんが、日本経済が低迷しているのは、お金が一定の場所に滞留しているからです。その場所とは、日銀当座預金であり、もうひとつは大企業の内部留保です。

日銀は「量的緩和」の名のもとに、市場に資金を供給していますが、銀行がリスクをとらない、とれない状況が続いており、それが日銀の当座預金に積み上がっています。いわゆる貸し出しに向かうのではなく、安全な保管場所として、日銀当座預金が選ばれているのです。

また、同時に大企業もリスクをとらない傾向が強まっています。リーマンショック以降、企業は人件費や設備投資を増大させることを極端に恐れています。その保守的な行動が、結果的に内部留保という形で積み上がっているのです。お金が本来の機能を失っていることになります。

お金に貯蓄性があるのは、利息が存在しているからです。お金がお金を生む仕組みになっており、それが流動性を欠如させているのです。お金の本来の機能は、モノとモノをスムーズに交換するといういわゆる「交換機能」です。これによって商取引が活発となり、経済が活性化するのです。必要なモノを必要な人に届ける――これによって経済がイキイキとするのです。

なので、日本経済に限らず、経済が活性化するためには、お金の機能を本来の姿に戻す必要があります。もっとも効率的なのは、お金が「減価する」ことです。今日の1万円が、明日9900円になってしまえば、人々は早くお金を使おうとするでしょう。そうなれば、お金は放っておいたら単なる紙になり、保有する意味がなくなってしまいます。人々の関心はお金という紙よりも、モノやサービスに向かうことになり、貯蓄の意味は完全に薄れていきます。

もちろん、現行の法律や社会の仕組みから、突然、このようなことを実行するのは難しいでしょう。逆の言い方をすれば、我々はこういった呪縛から逃れられないことになります。

お金というものは、主に国の借金(国債)を中央銀行が引き受けることによって生まれています。これが「量的緩和」という美名のもとで行われているのです。単なる紙と紙のバーター取引にすぎないのですが・・・。

ですので、現在の経済の低迷は、「起こるべくして起こった」と言えるでしょう。もし、現行制度のままで経済再生を行うには、副作用を無視した大規模な金融緩和、そして財政出動などが必要となります。これはまさに「出口のない政策」であり、それが実際に我々の社会で起こっているのです。

だから、抜本的な金融の仕組みを変えない限り、ダメということになります。それは安倍政権に限らず、どんな政権になろうとも、この仕組みに変えなければ、問題は解決しません。ということは、最終的な結末は、火を見るより明らかです。それは、またの機会にお話することにします。

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“[質問]ズバリ日本経済がよくなるためにはどうなればいいですか?” への2件のフィードバック

  1. ご質問失礼します。

    本日、引け間際にセメダインにエントリーしました。
    正直不安なところが多く、ご質問をさせていただきました。。。

    本日の終値1187円をベースとして、損切りラインはどのあたりがベストでしょうか。

    恐れ入りますが、ご返事いただけたら幸いです。

    1. E-kabu運営事務局です。

      ご質問を採用させて頂きました。

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