米中貿易戦争が激化、日本のGDPを押し下げる試算も

ブログ:黒岩が斬る!!

[参考URL]

【産経新聞~日本のGDP1.4%押し下げの試算~】
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180405-00000014-san-bus_all
【時事通信~政府、米中対立に打つ手なし~】
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180405-00000014-jij-pol

 

 

米中の貿易戦争が日に日に激化しているが、マーケットはこれをどのように織り込んでいくのか——それが投資家としての最大の関心事だ。米中の報復措置がエスカレートしていくなかで、「落としどころはどこなのか?」--それを市場は探っている。

ただ、少なくとも米中がお互いの利益を損ねるような過度な貿易戦争には突入しない、との見方が大勢だ。今回の交渉術もいわゆる「トランプ流」であり、「高めのビーンボール」はある程度、想定できたもの。それを前提に交渉を進めていくのである。なので、マーケットが「最悪」を織り込みに行っていれば、その後は徐々に「緩和の方向」に向かっていくだろう。足元で株価が堅調に推移しているのも、そういった過度な警戒感が後退したからだと思われる。

もちろん米国は日本に対して、新たな通商交渉を提案してくるだろう。いわゆる個別のFTAというヤツであり、TPPの枠外で1対1の交渉に持ち込まれるのだ。ある意味、それは「属国としての運命」であり、逃れられるものではない。TPPで危惧されていた国家主権を超越するISD条項などがさらに強化される可能性があり、日本は国益を守るのが難しくなりそうだ。「米中貿易戦争の裏で、結果的に煽りを食うのは日本」--そんな図式も見え隠れする。

ただ、それもマーケットにとってはすぐに消化できるような話ではない。時間がかかるものであり、そういった意味で足元の株価への影響は限定的であろう。投資家はそのことに関して今、特に警戒する必要はないと思われる。

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