[米中首脳会談終了]今後の日本への期待と不安を考察

ブログ:黒岩が斬る!!

[参考URL]

【中国新聞】
http://www.chugoku-np.co.jp/column/article/article.php?comment_id=333189&comment_sub_id=0&category_id=142
【NHK】
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20170408/k10010941171000.html

米中首脳会談において、特にサプライズのある内容はなかった。会談の直前に米国がシリアを攻撃するなど、習近平国家主席としては「顔に泥」を塗られた形となったが、終始、にこやかな笑顔で無難にすごした。

会談の内容で伝わってきているものは、本当に「抽象的なもの」ばかり。対北朝鮮政策、貿易不均衡是正への具体的な対策は発表されておらず、「形だけの首脳会談」ということになるのだろう。

ただ、習近平国家主席は平静を装っていたが、シリア攻撃に関しては内心穏やかではないだろう。韓国のTAARD配備にしても、これは明らかに中国・ロシアに対する包囲網。喉元にミサイルを突きつけられたイメージとなる。「北朝鮮対策」の名のもとに、「中国対策」が行われており、それを許容しがたい状況になっている。

米政権内部は今、「反軍産」から「軍産」へとメンバーが入れ替わりつつある。大統領首席戦略官のバノン氏の更迭も囁かれており、トランプ大統領が議会対策のために、軍産複合体と手を結びつつあるようだ。それがシリア攻撃といういわば「濡れ衣攻撃」として表れており、そういった意味でトランプ大統領の「議会対策」は進んでいるといえよう。トランプが「軍産色」を強めれば、インフラ投資や減税などのトランプ自身が推進している政策も通りやすい。「二兎を追わず、一兎を追う」作戦に切り替えたということになる。トランプ大統領の政策実行能力がアップすれば、当然、米国株にとってプラス材料となる。問題は、戦争の確率がアップすることで、同時に極東の地政学的リスクもアップするということだ。そのバランスのなかで日本株は動いている。今はチャートが弱気形状なので、後者のリスクに敏感になっている状態と言えよう。

 

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