米FOMC、0.25%利上げ・年内に資産圧縮開始・今後の日経平均は?

ブログ:黒岩が斬る!!

[参考URL]

【時事通信】
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20170612/k10011014961000.html

 

今回のFOMCでの利上げは織り込み済みの内容であり、市場でのサプライズはまったくありません。FRBは「ドル健全化」に向けた動きを強めており、これが「利上げ」という形で現れています。

実際の経済はリーマンショック以降、さえない動きとなっており、発表される経済指標はいわば「利上げのための捏造されたデータ」と言えるものになっています。その典型が雇用統計であり、モデル式を使った推測値が使われています。これを意図的に操作することで、「雇用が堅調」と見せかけているのです。その雇用統計などの経済指標を根拠に利上げが実施されています。

国際金融市場では、「高いところ」にお金が流れる仕組みになっています。何が高いのかと言えば、それは「金利」です。欧州や日本などと比べて、一方的に米国が利上げを実施、示唆すれば、それだけでドルが高くなるのです。これが「ドル健全化」のためのひとつの手段となっています。

なので、FRBは利上げを執拗に示唆することで、「ドル高」を狙っているのです。それによってドルという通貨発行権(打ち出の小槌)を維持しているのです。

ただ、足元では米利上げにも関わらず、ドル・円相場の動きは限定的となっています。利上げが為替に働きかけるパワーが臨界点に達している可能性があり、そのような意味で近い将来、円高・ドル安リスクがあります。

そもそも日本は経常黒字国、アメリカは経常赤字国という違いがあります。これは中長期的に見て、円高・ドル安をもたらすものであり、これを十分に考慮しなくてはいけません。いずれ1ドル=90円台時代が訪れる可能性が高く、投資家はそれを前提にトレードする必要があるでしょう。

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