日欧EPA、日本側が関税9割超の撤廃…その狙いと真意は。

ブログ:黒岩が斬る!!

[参考URL]

【読売新聞】
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170625-00050015-yom-bus_all

 

グローバリズムなのか、それともナショナリズムなのか――この手も問題を考えるときに重要なのが、この2つの相反する言葉である。グローバリズムとは、地球上をひとつの共同体とみなし、世界の一体化を進める思想のこと。それに対してナショナリズムとは、国家や民族の統一・独立・発展を推し進め、それを強調する主義・運動のことを指す。簡単に言ってしまえば、地球全体で考えるのか、それとも国家・民族単位で考えるのかの違いだ。

これまでの世界はグローバリズトが支配しており、最終的には世界統一政府、世界統一通貨などを目指す動きとなっていた。そのなかでの自由貿易協定であり、関税をゼロにすることで、ヒト・モノ・カネが自由に行き来できる世界を目指していた。その目的とは、地域に住む人間を一元管理し、支配層にとって都合の良い社会(管理しやすい社会)を作り上げること。

しかし、世の中の流れが一変したのが、英ブレグジット(EU離脱)であった。そもそもEUというのは、欧州共同体のことであり、欧州各国をひとつにまとめる「グローバリズム」の一環であった。そこへイギリスが離脱を決定したことで、今までの流れが「逆行」したのである。

そしてそのあと、米国でトランプ大統領が誕生した。トランプ氏は「米国民第一主義」を掲げ当選。当然、これは「ナショナリズム」の動きである。英ブレグジットと同様に「逆行」する流れだったのだ。

では、日本は?と言えば、現在は「グローバリスト側」である。安倍政権は、米国でトランプ政権が正式にスタートする前に、TPP関連法案を国会で通してしまった。トランプ政権が倒れることを前提にした動きであり、このことからも「グローバリスト側」であることが分かる。

欧州はといえば、ドイツ、フランスの大国が、まだまだ「グローバリスト」の支配下にある。なので、今回は「グローバリスト同士」によって、日欧EPAにおいて関税が撤廃の方向で進んでいったのである。「金融・経済の活性化のためには、関税などの障壁を取り払うことが一番」という表向きの主張だ。その延長線上には、世界統一政府・統一通貨を作り出し、人間を一元管理する構想がある。結構、恐ろしい話なのだ。

 

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