賃金・物価が誤算、日銀が緩和維持決定

ブログ:黒岩が斬る!!

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【日経新聞~賃金・物価が誤算、日銀が緩和維持決定 ~】
https://www.nikkei.com/article/DGXLASDC21H26_R20C17A9EA2000/

米国や欧州が金融政策の正常化を探るなか、日銀だけが「出遅れ」となっている。米FRBが10月から資産縮小、ECBも10月に資産縮小を決断するとみられているなか、日銀だけが相変わらず物価上昇率が2%に届かず、国債の買い入れペースを維持している。「完全に出遅れ」となっているが、もし、日本も「出口」に向かったらどうなるのか――それこそ金融パニックが起こるだろう。

金融市場を国際的なレベルから俯瞰すると、日銀が量的緩和を肩代わりしている構図が見てとれる。FRB、ECBが縮小に向かうなか、それを日銀が一手に引き受けているのだ。つまり、金融パニックが起きないように、バランスをとっているのである。

米国の立場から言えばこうだ。「ちょっとドルの信認が低下してきたので、俺は出口に向かうわ。あとは日銀、頼むよ!」ってな感じである。

そもそも世界を牛耳る金融支配者にとって、「通貨発行権」というオイシイ既得権益を手放すわけにはいかない。だから、宗主国の通貨であるドルを守るため、属国の通貨である円を犠牲にしているのである。日本人の投資家にとってみれば、「円安・株高」が進んで結構なことのように思えるが、ここにトンでもないリスクが存在する。「円安・株安・国債安」のトリプル安が起こる可能性があるからだ。これが量的緩和の副作用と呼ばれるものであり、このままいけば、いずれ訪れることになるだろう。「日本初の金融危機」も決して否定できないのである。

 

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