[参考URL]
【NHK~前原代表・小池氏、本日会談~】
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20171004/k10011167861000.html
【毎日新聞~希望から離反も~】https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20171004-00000104-mai-pol
そもそも今回の総選挙の目的は、「憲法改正」にあるということだ。安倍政権を「モリ・カケ疑惑」から遠ざけ、改めて改憲勢力を結集。日本を牛耳る米国の支配層が考えたシナリオと思われる。
その方法として、小池氏を執拗に持ち上げ、ここに「反自民票」を集めるのだ。結果的に「立憲民主党」の立ち上げによって、総選挙は「保保革」の三つ巴となったが、最終的に改憲勢力が3分の2を占めることになれば、国民の審判を仰いだということになる。
重要なのは、その枠組みがどうなるのかということ。自公で3分の2を確保できれば、それはそれとして良いのだろう。しかし、3分の2を割り込んだ場合には、野党との連携が不可欠となる。少数であれば、維新と連携すれば済むが、大きく割り込んだ場合には、希望との連携も視野に入ってくる。
希望の党が「踏み絵」として、憲法の積極的な見直しを掲げているのは、総選挙後に「自公との連立」を視野に入れているからであろう。消費税反対や原発廃止など、リベラル色の強い政策を織り交ぜて、有権者を煙に巻いているのだ。本当に実現したいのは、「憲法改正のみ」――そういった雰囲気がにじみ出ている。
もし、自公が議席を大きく減らした場合、小池氏にとって大連立が「首相への唯一の道」となる。そこに賭けているのだ。「自公大幅議席減→安倍首相退陣→希望との大連立→小池氏の発言拡大」――その先に首相の座が待っているいうことになる。「今回ではなく次」ぐらいの感じアプローチするのであろう。だから、小池氏は出馬するに違いない。わずかな可能性だが、そこに賭けると考える。
「与党の事実上の敗北」はマーケットにとってマイナス材料だが、総選挙という不透明要因が解消すれば、すぐに見直し買いが入ってくるだろう。あとは、北朝鮮の暴発がいつ起こるのか、ということ。なぜか選挙期間中は大人しい北朝鮮だが、何か裏でつながっているのか、などと勘繰ってしまう。「安倍首相が官邸で待機していたらミサイル発射」はいまや常識となっており、そういった国際的な連携プレーもあるのだろう。「米国のために戦争できる国」にするために、「小池劇場」は演じられている。そういった冷めた目線で「永田町寸劇」を観ることにしたい。
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