米FRB、予想通り金利据え置き…12月の利上げを示唆

ブログ:黒岩が斬る!!

[参考URL]

【ロイター~米FRB、予想通り金利据え置き 経済堅調と認識~】
https://jp.reuters.com/article/nov-fomc-fed-idJPKCN1ND2Y9

 

 

投資家の関心は、もっぱら米中間選挙に向いていたが、株価の水準を決定するのは究極的には「中央銀行の政策」である。世の中にどれだけの資金を供給するのか、それによって株価が上下したりする。今、日米欧の3大中央銀行は、欧米が引き締め方向、日銀がニュートラルといった感じだ。全体からすれば、明らかに引き締め方向であり、株価に対してはネガティブに働きやすい。FRBが今後、どのような政策を採るのかは、極めて重要であり、そういった意味で「中間選挙以上の材料」であると言えよう。

では、FRBは継続的に利上げを実施していくのか―—それは当然、無理といった話である。そもそも米国は国債を発行し、FRBがそれを引き受けるという国債とドルの「ちり紙交換」を行っている。それが「QEなんとか」というシロモノであり、量的緩和によって財政破綻を免れているという背景がある。当然、日欧も同じ状態であり、これを均衡・維持していくことが、彼らのもっぱらの責務となっている。「金融政策」の名のもとに、国家財政を支え、税金という徴収システムによって、この国債の利払いが着実に中央銀行に還流するように仕組んである。現体制を維持することによって、通貨発行権という「既得権益」を守っているのだ。

だから、FRBは米国が財政破綻しない程度に金利高を誘導し、利払い効果を上げていく。そして同時に金利上昇による「ドル防衛」をも狙っている。「お金は高いところに流れる」という習性を最大限に利用しているのだ。本来ならば米国は経常赤字、日本は経常黒字なので、理論的には円高・ドル安方向に行くべきである。それが「金利裁定」という短期的な要因によって、ドル高方向へと引っ張られている。日本株は円安効果で上昇しやすくなっているが、それは米金利高、ドル高の産物であると言えよう。FRBが来年どこかでこの政策の転換を判断することになれば、日本株の押し上げ効果は消滅することになる。「利上げ打ち止め」が見えてきたタイミングで、日本株が暴落する恐れがあるのだ。その点だけを注視して、FRBの動向を見ていきたい。

 

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