FOMCで米利上げ見通しを確認…今週の地合いはどうなる?

ブログ:黒岩が斬る!!

[参考URL]

【ロイター~FOMCで米利上げ見通し確認、円堅調地合い不変か~】
https://jp.reuters.com/article/tokyo-frx-wklyoutlook-idJPKBN1OF0VK

 

12月の米FOMCの利上げは確実視されており、焦点は来年の利上げ回数へと向かっている。足元の世界的な景気減速を受けて、FRBがどのような判断を下すのか―—そこに注目が集まっているのだ。

あまりタカ派な見通しを示すと、株式市場はそれを嫌気して失速する恐れがある。逆にハト派すぎると、長期金利に悪影響を及ぼし、逆ザヤという形で景気後退が意識される展開となる。FRBは非常に難しいかじ取りを迫られており、市場との対話に神経質になっているのが現状だ。FRBは、できれば市場を刺激することなく、緩やかに利上げを打ち止め、カードを温存したいと考えていることだろう。

ただ、長期の視点でみれば、08年のリーマンショック以降、行われてきた異次元の金融緩和に手詰まり感が出ていることは明らかだ。特に日本は利上げすることなく、新たな景気後退局面を迎えている。FRBやECBと比べて「周回遅れ」になっているということだ。世界の金融緩和を一手に担い、相場を支えてきた。責任を日銀に押し付ける形で、FRBとECBが先行逃げ切りを狙っているのである。

そういった面では世界の株式市場で日本株が大きなリスクを背負っているのは明らかだ。日銀に切れるカードがないまま、新たな景気後退局面へと突入。相場を支えられなくなる危険性がある。必要以上の追加金融緩和や株価買い支えは、日銀に対する信用が失墜する恐れがある。円安・株安という形で日本売りが進み、長期金利も大きく跳ね上がるだろう。そういった「モンスター」が出現する恐れがあるのだ。現時点でそれを論ずるのは時期尚早かもしれないが、そういったリスクが内包していることを忘れてはならない。今回のFOMCは、日銀と対比する形で金融政策を注視する必要がありそうだ。

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