日経平均59年ぶりの「12月下落率」…トランプ不況警戒はいつまで続くか

ブログ:黒岩が斬る!!

[参考URL]

【日経新聞~株2万円割れ トランプ不況警戒、「12月下落率」59年ぶり大きさに~】
https://www.nikkei.com/article/DGXLASFL23H3C_V21C18A2000000/

 

トランプ大統領の恐ろしさは、歴史的な権威・権力に対して平然と牙をむくことである。今回の場合は、FRBのパウエル議長を猛烈批判し、解任騒動へと発展したそれである。そもそもFRBと米政府の関係は、FRBが上。なぜならば、ドルという世界最強の通貨発行権を有しており、それで米政府を支配する能力があるからだ。逆の言い方をすれば、FRBにとって都合の良い大統領を「カネ」で選ぶことができる。

しかし、前回の大統領選では、その思惑に反してヒラリーではなく、トランプがなってしまった。不覚の事態が発生したわけである。その言うことを聞かないトランプ大統領が、FRB内部を掻きまわしている。彼らにとってはいたって迷惑な話なのである。だから、あらゆる手段をつかって「トランプ降ろし」を画策する。それがロシア疑惑であったり、各種スキャンダルであったりする。彼らの支配下のマスコミを使って、総攻撃をかけているのだ。

だから、今回の一連の流れのなかで、もっとも危険なのが、このFRBに対しての米政府の対応となる。そもそも米FRBと米政府は、コインの裏表の関係。FRBがドルを発行し、米政府の債券を引き受ける―—そのことによって「お金」を生み出しているのだ。だから、両者が共存することによって、ようやく「錬金システム」が完成する。それをトランプ大統領が一方的に壊すことになれば、ドルや米国債の信認へとつながってしまう。これがマーケットにとって最大のリスク。もちろん、そんな事態にはならないと思われるのだが、株式投資をする上で、それぐらいの認識は必要であろう。何がリスクで、何がリスクでないのか、、、そういった意味では、米政府の一時的な閉鎖なんて、かわいいものだ。相場の谷が浅いのか、深いのかは、いわばこの錬金システムの持続性の有無にかかっている。もちろん、日本(日銀)も蚊帳の外ではない。

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