トランプ氏「ゼロ金利なら好景気はとても簡単」と発言

ブログ:黒岩が斬る!!

[参考URL]

【日経新聞~トランプ氏、ゼロ金利なら好景気は「とても簡単」~】
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO39794160Z00C19A1000000/

 

このトランプ大統領の発言は、「金融・経済の本当の仕組み」を理解していないことから生じたのであろう。私立銀行群であるFRBがなぜ存在し、米政府との関係はどうなっているのか―—金利とは何なのか、お金はどうやって生み出されるのか――そういったことを理解していれば、このような発言には至らないはずである。だから逆に、意図的に、かつ、天然ボケのように、このような大胆な発言をしているのかもしれない。

米FRBが金利を引き上げたい最大の理由は、「ドル防衛」である。決済通貨としてのドルの立場を維持したいからであり、それが無尽蔵の通貨発行の源泉となっている。米FRBにとって重要なのは、ドルの価値を保ち、自らの既得権益を維持することだ。決して、景気や物価に配慮したものではない。

そして重要なのが、この「錬金システム」には相方がいるということ。それは米政府であり、国の借金である国債とのバーター取引が金脈となっている。「QE何とか」という量的緩和策はその典型であり、その結果として世の中にお金が流れた。それを少しでも回収し、金利を引き上げることで、自らのカード(ドル防衛のための金融政策の選択肢)を増やしたいという意図がある。日銀が「出口」に向かう前に新たな危機(再マイナス金利)に遭遇したのは、そういった資金供給のポンプ役を「属国」として任されたからである。「ドルさえ暴落しなければ良い」――そういう思惑が隠されているのだ。

話を元に戻そう。トランプ大統領がFRBに低金利を求めるということは、イコール、ドル安を容認するということだ。同時に国際的な米国債の価値を下げることも認めるということでもある。ドルと米国債は表裏一体の関係。共にスパイラルに下落した場合には、米FRBは通貨発行権を失い、同時に米政府は財政破綻へとまっしぐらとなる。

今回のトランプ大統領の発言は、「景気の底上げ」や「株価上昇」を狙ったものであろうが、金融政策というのはそんな簡単なものではない。「通貨発行権を米政府(国民)が取り戻す」というのであれば、話は別であるが、そうでなかった場合には、あまりにも無頓着すぎる発言と言えよう。さて真意はどこにあるのか――。

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